蛍水舎ブログ

社会医療法人社団蛍水会 名戸ヶ谷病院のブログです

Dual Energy CTについて

f:id:nadogaya:20180509164558j:plain当院ではDual Energy CTが2017年8月1日から稼働しています

今までのCTは1種類の管電圧を利用し画像を取得していましたが これは異なる2種類の管電圧のX線で撮影を行い画像を取得する機器です

メリットはまず高速撮影が可能です

息止めが難しい小児やお年寄りなども十分診断可能な画像が撮れます

頭から足までの全身撮影において、身長170cmの患者さんでも約4秒以下で撮影が可能です

さらに2つのエネルギーを使用することで従来までわからなかった結石などの成分もわかるようになってきました

そこでこの機器で撮った画像を紹介します

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心臓全体の画像を最速で約0.25秒で取得可能となり、不整脈や心拍の速い患者様に対しても鮮明な画像を得ることが可能。

これまでの心臓CT検査では放射線被ばくの多さがネックになることもありましたが、最少で1mSv以下の放射線量で撮影が可能。

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2対のX線管から異なるエネルギーで同時に撮影することで、これまで不可能であった画像解析が可能となり、CT検査に新たな付加価値をもたらした。

   

胸椎(背骨)の骨折画像

従来のCTでは骨の形の変形を認めた場合であっても、それが新たに受傷した病変なのか、以前から存在した骨の変形であるのか診断が難しい場面があった。そのため、MRI

検査を追加で受けていただき診断を確定していた。

Dual Energy解析によって、MRI検査なしで椎体骨折の新旧を判断することが可能。